1月の暦と席づくり |
1月の異名=睦月、正月、開歳、開春、元月、暮新月、霜初月、初空月
初煎会=新年を祝い、家元や教授者の間で催される。これをもって稽古始めとする稽古場もある。富士、富士越の龍、松竹梅(歳寒三友)、富貴国色、玉堂富貴、富貴長命、富貴春、牡丹(富貴)、平安万年、田家早春、若松、霊芝、芝蘭、鶏鳴、大福、福寿、福禄寿、寿山福海、吉祥句、瑞雲、蝙蝠、干支、御勅題など、新年やおめでたい図柄を持つ煎茶器が、唐物を含めて豊富にある。
2月の暦と席づくり |
2月の異名=如月、小草生月、華朝、酣月、春分、木芽月、仲春
節分=立春の前日で、2月3日ごろにあたり、冬と春の分かれる日。もとは立春、立夏、立秋、立冬の前日を指し、一年に四回あったが、立春の前日だけとなった。節分の豆撒きに因んでお福や鬼面などの絵柄の煎茶器もいいが季節を隔てる節分を無季の日と見て、一年中のあらゆる道具を自由に取り合わせてみるのもおもしろい。
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